フィリピンという国

皆様はフィリピンパブではなく、東南アジアの島国「フィリピン」へ行かれたことはありますか?

フィリピンパブの女の子の9割以上はフィリピンで生まれて育っており、日本へ仕事でくるまで殆ど地元しか知りません。小学生や中学生で日本へ来たという子から、20代で結婚して日本へ来たという子まで年齢はそれぞれですが、日本で生まれたという女の子はハーフの子が多いですね。つまり殆どのフィリピンパブの女の子は「フィリピン」を知ることで理解が深まるといっても過言ではありません。ここからは「フィリピン」についてのお話です。

親日フィリピン

フィリピン共和国

ここではテストの様な難しい話ではなく、あくまでフィリピンパブを利用されるお客様が知っていたら女の子のことで理解が進みやすい、会話が弾みやすいという内容になっています。

言葉はタガログ語といってフィリピンの言葉でほとんどの人が話をしています。英語も公用語となっており一部の人はよく使っております。一部の人とは医者や弁護士・タレントや上場企業など収入や地位の高い人です。となるとフィリピンのように貧富の格差が激しい国ではほどんどの人が日常では英語は使っていません。意外と同伴など日本で映画に一緒に行くと(日本語字幕でセリフは英語のまま)、内容が半分くらいしか理解していないなんてことも多々あります。とはいえ日本と違い普段からアルファベットを使いアメリカの影響を強く受けていたこともあり我々とは比べ物にならないくらい英語はできます。特に英語の歌などは皆様のよく知るところですね。

フィリピンの人は適当だとか時間にルーズだと聞いたことはありませんか?  実は言葉が影響していると思われます。言葉の数がとても少ないんです。タガログ語は言葉の数が少なく細かな感情や正確な物事の詳細を言葉で伝えにくくなっています。そのため伝えなくていい➡少々のことは気にしないとなりました。なぜそうなったかと言えば常夏という気候が影響しているのですが、ここでは割愛しますね。言葉の話に戻します。例えばよく聞くのが「いただきます」にあたる言葉がありません。ということは「ご馳走様」もないんです。食事前に「一緒にたべよう」的な言葉がよく使われます。試しにGoogle翻訳で日本語(頂きます)➡タガログ語➡日本語(?)など色々試してみて下さい。あと「美味しい」と「気持ち良い」はタガログ語で「マサラップ」と言ってよく使いますが、言葉が同じため前後の文脈から判断しています。天気が良くて気持ちいい、このホットドッグ美味しいみたいな。日本であれば「橋」と「端」と「箸」は発音が同じでも漢字やアクセントが違いますが、「masarap」は全く同じなんです。美味しくて気分がいいからなんとなく分からなくもないんですが。そのあたりが曖昧であったりと細かいことは気にしないんです。南国ブラジルなどもそうですね。日本人から見てフィリピン人は悪く言うと「約束を守らない」とか「いいかげん」となりますが、本当は「細かいことは気にしない」「人にも自分にも優しい」民族なんです。もっと言えば超が付くほどのポジティブ思考です。戦時中はフィリピンと日本も色々ありましたが、今は大の親日国になっているのも、未来志向のお国だからかもしれませんね。アジアの中には昔の歴史認識が未来の良好な関係の足を引っ張っている国もありますが、フィリピンのように仲良くなれるといいですね。

フィリピン教会フィリピンパブ嬢のほとんどはカトリックです。キリスト教の中のカトリックですが、彼女たちにキリスト教なのってきいてもキョトンとしてしまいます。きっと普段からはカソリック(カトリック)として意識しているんでしょうね。貧しい者に施しを与えるという感覚が根強く、我々日本人から見ると貧しい人がもっと貧しい人を助けるということに少し違和感を覚えます。自分を犠牲にして人を助けるというより自分にとって余分(必要以上のもの)があれば人に施すのが日本人の感覚ですよね。でもフィリピンに行くと、貧しい人がもっと貧しい人を助けている(食事を与えたり)光景はよく見ます。つまり物をあげることに抵抗がないということは、もらうことに抵抗がない人もたくさんいます。道端などには小さい子供から大人まで。宗教は普段の生活や法律に大きな影響を与えています。出稼ぎに来て家族に仕送りをして自分の生活が苦しくてもそれが心の安らぎとなっているんです。家族の生活が向上することが幸せ、家族が一番。これがフィリピンです。お金のない出稼ぎフィリピーナはお金にゆとりのある日本人から援助してもらうことは恥ずかしいこととは思ってないんです。逆にお金が余裕がない人にたかる、またお金がないから縁を切るなどという事も絶対にしません、現にフィリピン人に養ってもらっている日本人は日本国内にもフィリピン国内にも毎年どんどん増えております。ほんとうに皆な優しいんです、ただ家族が一番・自分が二番なのでお客様や彼氏などからみると理解できないことがあると思います。